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2011年9月5日月曜日

Com-expressキャリアボードにFPGAを搭載するメリット

FPGAの価格が、このところかなり安くなってきております。数年前までは、ASICでないと実現できなかったような回路規模を実装でき、しかも現実的な価格で提供できるようになっております。我々は、Com-expressのボードを開発しましたが、各アプリに対応するキャリアボードもその都度お客様の要求仕様に基づき開発してきております。そのキャリアボードにFPGAを搭載する事で以下のメリットがあると考ておりまして、提案させていただいております。

1.ハードウェアの適応範囲の拡大
--->複数ターゲットに適合するH/Wを構築可能
2.COMボードの選択範囲の拡大
--->相性問題を解決(BIOS、レガシー)
3.ICのEOLに対応可能
4.開発効率のUP 既存IP等有効活用
5.H/W化  -> 低消費電力化 エコ

<1.ハードウェアの適応範囲の拡大>
ある程度FPGAで、いくつかの最終アプリケーションに対応できるように設計最初から考慮しておきますとIFボードの種類を増やすことなく小さなスペースでFPGAのリコンフィギュレーションでハードウェアのバリエーションを増やせます。

<2.COMボードの選択範囲の拡大>
キャリアにFPGA搭載し、レガシIOもFPGAに組み入れる事で、レガシIOを組み合わせるCOMボードのBIOSがサポートするDEVICEに再定義できるので、BIOSのカスタマイズは不必要になる。キャリアとの相性問題もなくなる。 世に存在する標準のCom-expressボードを採用することができ、最悪インテルのCPU及びチップセット周辺がEOLになっても、代替をCom-express ボードから探す事ができる。

<3.ICのEOLに対応可能>
今まで古いプロセスのICは、次々とEOLになり、産業用ボードをそのたびに再設計する必要がありました。FPGAを採用する事で、既に入手の困難なDEVICEをEOLの心配無く構築する事が可能です。

<4.実績のあるIPの活用で開発効率のUP>
最近では、各社から既に効率のよい優れたIPが開発されており、FPGAでこれを有効活用する事で効率のよい開発が高品質で行えます。弊社で開発済のIPは既に実績があり、これを活用可能です。

<5.H/W化>
従来、ソフトウェアで実行していた重たい処理部分をFPGA上にハードウェア化する事で、メインCPUに負担をかける事なく高速にターゲットアプリアプリケーションを実行できます。ユーザーインターフェイスは従来のX86系Windowsで、重い部分をFPGAにする事で低消費電力CPUが使用でき、かつH/W(FPGA)化する事で低消費電力化が可能。コンパクトでエコなシステムが効率よく開発できます。

以下のボードが開発の1例です。

参考URL (FPGA搭載のCOMexpressキャリアボードなら)

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