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2011年8月30日火曜日

WindowsPhone(ARM)

世の中確かに激しく変動しております。

もう少し後かと思っておりましたが、ついに WindowsPhoneなるものが出てきたようです。
DocomoからもWIndows7携帯が出てましたが、これと根本的に違うところは、WindowsPhoneはCPUがインテル系ではなくARM系(MSM8655:Snapdragonです。マイクロソフトもついにインテルを見限りARMとの連携を開始という事でしょうか?やはり携帯の市場が魅力なのでしょうね。どこまでも商魂たくましいマイクロソフト、りっぱです。
長い間、インテルとの蜜月時代が続いたはずなのですが、、、、

Windows Phone 見た目は、薄型で携帯としてはいい感じです。
インテルがMeeGoとやらに浮気をしている間にマイクロソフトが本気で離縁状をつきつけた感が見られますが、私の考え過ぎかもしれません。

まあ、今年の暮れまでの今後の動向から目が離せません。
各社どういう戦略に出てくるか楽しみでもあります。
ARMがどこまでがんばるのか、インテルが踏ん張るのか?
ひと昔前、RISCチップが、インテル牙城を打ち崩すのかという時にがんばったインテルのように、、
NeverGiveUpです。

やはり今後は、日本ではというより、世界的に今は、低消費電力路線でしょう。
インテルが、どこまで低消費電力化に本腰を入れるかかが見ものです。

そういえば、今度のWIndows8はARMサポートするらしいです。
<関連記事>
1.インテルからリーク
2.Windows 8が対応するARM SoCはどれか




2011年8月29日月曜日

バブル時代の超並列計算機

ネットを見ているといろいろな発見があるものです。
私が書いた論文がアクセスできるとは知りませんでした。
ちょうどもうバブルがはじけそな時でもあり、でもまだバブルの全盛期ともいうべき時代でした。(1993年、平成5年)
-----今考えるとよくもまあこんなもん作ったと思います。
開発費って考えると、すごい金額だったという気がします。

研究開発の1テーマでSIMD型超並列計算機(SM1)を私が所属していた某鉄鋼メーカーの研究開発部門でも開発設計、試作までしました。PE(プロセッサーエレメント)はゲートアレーでNECさんに作ってもらったものを1024個メッシュ構造に配列。とりあえずこの機会に概要だけをさらっと書いときます。  当時有名なものとしては、nCUBEとかコネクションマシンとかがありました。

フロントエンドは写真にもある最近は全くみかけなくなったSUNで、SPARC-CPUからコプロセッサー命令をフェッチしてきてSM1に送出しておりました。これが結構たいへんで、SUNのメインCPUボードを改造、CPUソケット部分を2階建てにするボードを作成。FPGAで当初は検討、でもスピードが間に合わず結局は、PLDになったような記憶があります。

フェッチしたコプロセッサー命令は、SM1のシーケンサーボードと呼んでいた制御ボードに入りここで組まれたマイクロコードを実行します。ここは、LISPとやらの言語を使って作ってたような。これは、50Mhzくらいで動作させていた記憶があります。この部分のハード、私が回路設計からやりました。

PEボードは、1台で16枚を実装 1024のPEという事は、32*32のメッシュで1枚の基板に64PE、1チップのゲートアレイで4PEでしたから、16個のゲートアレイを1枚の基板に実装。ローカルメモリーは、DRAMで1PEにつき1Mbyte更にPE間のネットワークラインも接続する必要があり、これも結構たいへんなボードでした。

PEには、8bit-ALUが存在し、乗算器もありました。これが同期していっせいに動作するもので、電源も信じられないくらいでっかいものを使いました。今考えるとバブルですね。

なので、写真のようなでかい筐体にSM1が完成しました。
SM1

それでも1PE1MIPSで1024個で計1024MIPSという計算をしてました。 当時は386とか486とかいう時代でしたので、これでもすごい速い計算機だという気がしてましたが、シングルCPUはあっという間に抜き去りました。でも後で、SIMD命令系をCPUに取り込んでいましたが、、、


SIMD (Single Instruction Multiple Data シムド[1])  アーキテクチャーもアプリを絞ると結構効率がいいはずで、RenesasさんもMX1なるものを出されておりますし。リコーさんも画像プロセッサLSI Riシリーズ出されてます。

汎用CPUの世界、かつてRISCなるものが、一世を風靡するのかと思いましたが、インテルがRISC思想を取り入れて世の中表面的には、86系が今でもまだ主流でしょうか?でもこのところのモバイル端末で使われているCPUはARM系?RISCチップがんばれ。でもどっちにしてもやはりクロックUpには、限界があるし、マルチコアを増やしても限界があるでしょう。

そうするとやはりFPGA的なアプローチ、動的再構成デバイスに時代はゆっくり傾斜していくでしょうか?



2011年8月25日木曜日

ダイナミック・リコンフィギュラブル(動的再構成)

ここにきて少し最近またダイナミック・リコンフィギュラブル(動的再構成)が話題になっているようです。

Xbridge(Renesas) とやらが最近どうも気になるのですが、
以前までDRP(Dynamically Reconfigurable Processor,NEC)と言われてきていたものとどういう関係にあるのかどうかはわかりませんが、STPエンジンというのが Reconfigurable Processor らしいです。Videoカメラ、カメラ等に既に採用があり、かなりなパフォーマンスらしいです。(処理スピード/消費電力)  カシオフジフィルムから出ているのがどうもそうらしいです。ET-Westのセミナーにて根木さんがプレゼンされてました。
  「今のCPUが大企業に似ている」の意見は大いに賛同します。実際の社員(ALU)を働かせるための管理職(キャッシュ等)の機能ばかりが増えて(消費電力を食ってしまい)疲弊してきている(INTEL-CPUやたらにFANで冷やすのでうるさいんですけど、、)
代理店やNECにもいろいろ資料請求やら質問やらをしてますが、反応が薄いです。NECは、このICを手放し、一緒に開発していたCの開発ツールのみを扱っている状況のようで、「まだかなり高価なので、、、」と冷たい反応なのはわかりますが、問い合わせしているRenesas取り扱い店から全く反応がないのは、どうして?ユーザーをしぼっているのですかね?

DAP/DNAは今どうなっている?
ググルとどうも今は東京計器という会社が扱っているようです。
東芝は、ソフトウエア無線向けでADRESというのをやるらしいです


WIKI で調べるといろいろな情報があります。
いろいろなところが、やっているようですが、あんまりどこも成功してないようですね。

やっぱり既存のFPGAからのダイナミック・リコンフィギュラブルのアプローチを待ったほうがいいのかもという気持ちにもなります。せっかく再構成(コンフィグレーション)できるのに、電源起動時1回しかやらないってどう考えてももったいないですからね(これって日本人的な貧乏性的発想かも)

でも確かにパラダイムシフトの予感はします。変化はゆっくりと着実に訪れます。

参考サイト1

参考サイト2

2011年8月19日金曜日

真実

確かに便利になりました。

インターネットの普及が、世の中の仕組みをがらりと変えてしまいました。ネットの中は、情報が氾濫しています。何がいったい真実なのかそれを判断するのは自分自身しかありません。今まで世に出なかったありとあらゆる情報が、溢れています。そして簡単に誰でもが入手できますし、逆に誰でもがその気になれば普通に情報発信できる自由が与えられました。

普通のNEWS、広告、個人情報、呟き、日記、愚痴、権力により完全に封じ込まれた真実もあるでしょうし、、デマ、中傷、詐欺、いじめ、エロの類まで、何もかもが、混沌として溢れかえっています。検索すれば、知りたいことが何でも知ることができます。でもそれが、真実なのか、本当なのかは、わかりません。先生から教え込まれる事でも本に書いてあるからと言って疑問を持たずに鵜呑みにしては駄目です。信じ込んでは駄目です。これを見極める目、判断する頭脳が必要です。

全てを信じてはいけません。でも信じないわけにもいけません。悪意ある何者かが、何も知らない善人を陥れようと待ち構えています。気をつけてください。でも全てが悪ではありません。ボランティアで人のために貢献しようと一生懸命働いている人たちもいます。その事を忘れずに、でも本人は、正しいと信じこまされていて、知らず知らず悪事を働かされている可愛そうなまじめな人たちもいます。オームの人たちももそうでしたし、統一教会の人たちもそうです。最近では、まだまだ新しいカルトができているようです。名前を偽ってあなたに近づいてきます。知らず知らずもう既にマインドコントロールされてるかもしれませんよ。気をつけてください。真実は、ひとつです。

インターネット、パソコンの進歩は、確かにすごい変化をもたらしました。善意で使えば社会貢献、悪意で使えば、その気になれば、犯罪ができます。 かという私も本当に正しく生きているのかこの際、自問してみる必要ありです。




2011年8月17日水曜日

COM-express

まずは仕事がらみから初めます。

最近になってやっと会社のHPに私が関わっているボードがUpされました。
特定のお客様にOEMで供給しているカスタム品ですが、お客様には、掲載許可を頂いております。
COM-Express(Type-Ⅱ)仕様で、チップセットはインテル(INTEL)855GME採用、Pentium-M Celeron-Mが搭載できます。低消費電力でパフォーマンスもあります。インテルが昨年チップセットをEOLにしたために今までは製造が困難とアナウンスしておりましたが、まだ引き続き製造する会社があるようですので、お引き合いがあれば、機能に制限があるかもしれませんが、製造は可能です。お問い合わせください。またX86ボード製品のソリューションでお困りのかたがおられましたらぜひ御相談ください。特にキャリアボードは、FPGAを搭載して多数実績があります。PC関連製品のEOLが早い製品対策にFPGAのIPでも供給も可能です。
勿論X86を初めとする多数のCPUでのカスタムボード設計が、可能ですし、FPGAを初めとする回路設計、ボード設計も可能です。

日本GIT サービス/製品一覧
COM-express 855GME Celeron-M 低消費電力 高パフォーマンス ECC付

<設計例>
これは、我々が独自にCom-expressのCPUボードを設計したものです。(125*95mm)

電気・通信部門